ノートパソコンやデスクトップパソコンを使用していると、何度も「コンピューターを再起動してください」と表示が出たり、勝手に再起動を繰り返し、困った経験はございませんか。
パソコンが再起動を繰り返すというトラブルは、大きく分けて2つの原因が考えられます。
①ソフトウェアのトラブル
②ハードウェアのトラブル
〜ソフトウェアトラブルの場合〜
何度再起動しても毎回失敗する(再現不可)というのはソフトウェアのトラブルです。
よく見る症例はWindowsのアップデート後にシステムファイルの不具合が原因となり、修復のために再起動がかかる症状です。
再起動によりシステムが自動的に修復されるケースは軽症の場合に限ります。
また、それ以外ではウィルスや有害ソフト(マルウェア)が原因の場合や特定のソフト(特にセキュリティソフトが多い)の動作不良が原因となるケースもございます。
【Windowsによる再起動を停止させる】
1. 起動時に「F8」キーを連打。
2. 「システム障害時の自動的な再起動を無効にする」を選択
とすれば、セーフモードとなり再起動の繰り返しは止まるかもしれません。
セーフモードとは、パソコンが必要最低限の機能で動作する診断用のモードのことです。
セーフモードを立ち上げるとシステムの自己修復機能が働くため、軽症のばあいはそれだけで再起動を繰り返す症状が直ってしまうこともあります。
最低限のオペレーティングシステム(OS)以外は起動しないので、セーフモードで症状が改善する場合は、原因がOSやハードウェア以外の問題の可能性が高いです。
【ウィルススキャンをしてみる】
使用中に変な表示や警告がでたりする場合は感染している可能性がウイルス感染の可能性が非常に高いです。
セキュリティソフトでウイルスを検出し、検出された場合は駆除してみてください。
その他に、有害ソフト(マルウェア)が原因の場合もございます。
有害ソフトとは勝手に広告を表示するアドウェアや、エラーがないのにエラーがあると脅して有料ソフトの購入に誘導したりする偽セキュリティソフトなどのソフトのことです。
こちらはセキュリティソフトで検知できないケースが多いです。
〜ハードディスクトラブルの場合〜
ハードウェアが直接の原因であれば、症状の再現が認められない場合があります。
たとえば、起動できたり起動できなかったりというのは、ハードディスクの物理障害に当たります。
ハードディスクのトラブルの場合、まず、データを救出してください。その後、SMART情報と不良セクタを利用してハードディスクのSMART情報を確認して起きましょう。
ハードディスク診断ツールを動作させるということは、ハードディスクに負荷をかけてしまうからです。
SMARTとは、ハードディスク(補助記憶装置)の自己診断機能のことです。つまり、ハードディスク内部の状況を知ることができます。
上記結果で、ハードディスクに問題がなければソフトウェアの問題になるので、リカバリでほぼ間違いなく復旧できます。しかしパソコンをリカバリすると購入時の状態に戻るため、全てのシステム不良がリセットされてしまいます。
パソコンドクターではソフトウェア、ハードディスクのどちらが原因の場合でも対応しております。
また、再起動を繰り返すトラブル対応には様々な原因や対処方法があるため、腰を落ち着けて一つ一つ順番に「対処方法を試す→動作確認をする」ことが必要となります。
自信がない場合、時間が無い場合、中途半端に試して再起動を繰り返し、状態を悪化させてしまいます。そうなる前に修理窓口へのご相談をおすすめいたします。
パソコンシェルジュ/秋葉原では、パソコンの修理、買取、販売も行っております。
パソコン関係でなにかお困りのことがあれば是非お立ち寄りください。